正しいコーポレートサイトの構築でブランディングを強化!

現在、ほとんどの企業がコーポレートサイトを持っており、企業イメージはもちろん、事業内容や組織の情報をはじめ様々な企業情報を伝えるのに重要なツールの一つと言えます。ユーザーにとっても情報収集をする術としてインターネットは不可欠であり、まずはインターネットを介し、どのような企業なのか情報収集を行うことが一般的となっています。とはいえ、SEOの観点を意識したコーポレートサイト作成をしなければ、本来の企業の目的を果たすことはできない等近年、コーポレートサイトの重要性とその制作の難易度が高くなっています。

コーポレートサイトが「ただ存在する」では意味がなく、ただ情報を伝えるだけであれば会社概要PDFをアップしておけば事が足りてしまいます。WEBコンテンツとして目的を明確にし、期待できる効果をきちんと狙えているか、良いイメージを顧客に伝えることができるか、コンテンツとしてどのようなものを用意する必要があるかなど、この章ではお伝えしてきたいと思います。

コーポレートサイトの目的

コーポレートサイトの目的としては、「企業情報や事業、理念を伝え顧客によりよく企業を知っていただく事」と考えます。コーポレートサイトには貴社のお客様をはじめ、協業先や競合会社、投資家、または就職希望者など様々な方が訪れます。訪れた方々の知りたい情報はその属性により異なりますが、前述した内容に関して概略をきちんとお伝えできるサイトに成りうるかが重要と言えます。
コーポレイトサイトの目的

コーポレートサイトで期待できる効果

ではより良いコーポレートサイトで期待できる効果とはどういったことが挙げられるでしょうか。

会社をよく知って頂く=信頼度がアップする。

コーポレートサイトでは企業理念や事業内容・業績・将来への取組などをステークホルダーに対し発信でき、サイト来訪者に企業の誠実性や透明性を伝えることでブランドイメージの向上にも寄与し信頼度アップへと繋げることができます。

求職者への訴求=理解度を深められる

中途・新卒問わず採用面に関してはどうでしょうか?
就職先を探している時に、まずはWEBサイトの転職・就職サイトを経由して企業を知る他に、その企業のコーポレートサイトで事業内容や業績、将来への取組の他、社員やお客様の声など様々な情報を収集しようとするのではないでしょうか。

事業内容だけを見てしまうと競合他社との違いが分かりにくいケースもあると思いますが、企業理念や経営者の声、そこで働くスタッフの声などは、その企業の独自性が強く表れる部分であるため、そうした内容がしっかりと伝わることが求職者からの信頼度がアップする常陽事項の一つと言えます。

インナー(社内)への効果を期待できる

コーポレートサイトは外部のステークホルダーに様々な情報を伝達しますが、その一方で従業員に対してのモチベーションアップやミッションの浸透といった帰属意識の向上も促進し、インナーブランディングの促進の効果も期待できます。

企業ブランディングの向上に寄与する

このようにコーポレートサイトの目的を明確にして構築されたサイトは、企業理念やミッション、事業内容や関係する従業員や経営者の情報を発信することで総じて企業ブランディングの向上に寄与します。

コーポレートサイトに記載する要素

それではコーポレートサイトとしての目的を達成するためにどのようなコンテンツをそろえる必要があるか、良いサイトで採用されているコンテンツ例を項目ごとに紹介していきます。

企業情報

ここでいう企業情報とは、会社概要はもちろん、経営理念や将来的なビジョン、日々果たすべきミッションやその企業が提供する価値などを指します。ここに他との会社との一番の違いが集約されていると言っても過言ではありませんので、重要コンテンツとして用意する必要があります。

商品・サービス等事業について

商品やサービス等の事業に関しては、その企業が提供する商品やサービスに関する詳細情報を掲載します。
製品やサービスの数が多い場合は、検索エンジンを用いるなどしてユーザーがサービスを探しやすいよう工夫する必要があります。また詳細情報に関しては他社との違いや独自性、特徴などを記載できると来訪者に対しての訴求効果が高まり、より効果的と言えます。

補足情報として商品・サービスの導入事例やお客様の声などのコンテンツがあると、来訪者にとってより深い知見として印象に残るため競合他社との差別化も図れると思います。

採用情報

採用サイトには求職者に訴求する、募集職種や、求める人材像、福利厚生、待遇面などを記載します。
また、採用ページを通じて企業理念やミッション、将来のビジョンなどへのコンテンツ導線もわかりやすく配置しておくとより良いコンテンツになります。
既に働いている先輩社員の声や、1日のタイムスケジュールなどもあると、より詳細の情報を伝えることができ角度の高い採用につながる可能性があります。

よくある質問

「よくある質問」や「FAQ」の多くはサイト来訪者が気になる商品・サービスに関するものですが、企業情報に関して採用についてのQAを記載しても良いと思います。目的としてはサイト来訪者が、感じるであろう疑問や不安を解消できるような設問と回答を用意し、顧客満足度を高めることに寄与します。

お問合せフォーム

お問合せフォームは、その企業への質問や要望、あるいは製品・サービス情報についてのお問合わせ等内容は多岐にわたります。せっかく様々なコンテンツを回遊し、お問合せフォームまでたどり着いて頂いたので、問合せをしっかりと受信したいところです。
フォームに設ける項目はなるべく簡潔にし、サイトからの離脱率を下げる工夫を施しましょう。

個人情報保護方針

個人情報保護方針はプライバシーポリシーとも言われ、個人情報保護法をはじめとする法令に基づき、企業が取扱う個人情報をどのように保護するかを明確にした方針のことですが、この設置自体は義務付けられているものではありません。しかし昨今では個人情報漏洩問題が年数回話題になる位、デリケートな問題ですのでこの方針をサイトに記載することで、企業姿勢の公正さを担保したり、製品・サービスの利用者に安心感を与える指針として活用します。

その他のコンテンツ

その他のコンテンツとしては、オウンドメディアの要素を含むコラム記事やニュース、新着情報、スタッフ紹介など企業サービスに関連するコンテンツがいろいろと挙げられます。サイトの目的や訴求したい内容をもとに必要に応じて適切なコンテンツを用意することで、サイト来訪者の顧客満足度を高めましょう。

コーポレートサイト制作で注意すべきポイント

コーポレートサイト制作

目的の設定

通販サイトは商品を購入すること、採用サイトは応募者を募ること、などサイト毎にそれぞれ目的があるようにコーポレートサイトの目的は何なのかを、まず決めることが重要となります。その目的に応じて構成やデザインを取り決め、サイトを構築していくことになります。
目的を明確にすることにより効果測定や改善点の把握がしやすくなります。

ペルソナの設定

コーポレートサイトの来訪者は、どのような人たちが多いのかを想定します。商品やサービスによっては来訪者のイメージがしやすかったりするかもしれませんが、そうではないケースでも来訪者のイメージをより具体的にすることで、どのような人々にコーポレートサイトを閲覧してほしいのかを明確にします。
ペルソナ設定がしっかりとできるとサイトデザインやコンテンツがより具体的になり、サイト目的に最適化されたコンテンツを用意することができます。

サイト構成の検討

用意するコンテンツがある程度決まりましたら、サイト全体の構成を考えます。コンテンツの量が多い場合、1階層目であるTOPページを起点に、2階層、3階層と深くなっていきますが、あまり深すぎるとSEO的にも良くないのと、ユーザビリティが悪いサイトになりがちなので、サイト構成はなるべくシンプルに階層もできれば2階層目で収まるよう工夫しましょう。
ユーザビリティを高めることは、サイト来訪者の顧客満足度を高めるとともに、サイト離脱率の低下や、反響率の向上につながります。
コンテンツのボリュームが多く、サイト構成が4階層5階層と深くなってしまう場合は、チャットボットなどWEB補完ツールを利用することで適切なナビゲーションおこなうことができます。

デザインについて

サイト来訪者にわかりやすい導線か、色使いはコーポレートカラーやイメージしているカラーか、PCやスマホなど異なる端末での閲覧にも問題なく対応できるかなど、を意識してデザインをすることでブランディングを強化するとともにユーザビリティの高いサイトを実現します。

まとめ

ここではコーポレートサイトを制作する際のポイントとして目的・ターゲットの設定から、用意するべきコンテンツや制作する際の注意事項を記載させて頂きました。コーポレートサイトの最も重要な目的は、「企業をしってもらう」ことだと思いますので、そのために必要となる各種コンテンツを用意することで来訪者の認知度や理解度を深め、より良いビジネスを推進できるようになれば幸いです。
今後貴社においてコーポレートサイトを制作する際に少しでも参考になればと思います。

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