SEO対策の重要性とキーワード選びと活用方法についてのポイントをご紹介。Googleの自然検索で1位を狙うためにはどうすればいいのかを徹底解説します。
「SEOキーワードってどのように選定すれば分からない」「オウンドメディアの運用をしたいが何について書けばいいのだろう」このようなお悩みの声が多くなってきています。
近年オウンドメディアの運用などで、ユーザーが探している情報を的確に発信することが重要視されており、コラム記事を作成する会社が多くなりました。
自社サイトへの流入を増やして問い合わせを獲得するコラムを作成するためには、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを的確に選定する必要があります。
SEOキーワードについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
SEOキーワードとは
SEOキーワードとは、ユーザーが検索する際に入力する単語や語句のことです。キーワードはとても重要なので、なんでもいいわけではありません。
自社のターゲットユーザーがどのようなキーワードで検索するのか、解答となるコンテンツを用意できているのか、検索エンジンの中で上位表示されているのか。
キーワードが選定されていない記事はニーズにマッチせず上位表示されづらくなり、見られることも少ないので流入も増えません。
最初にしっかりとキーワードを設定することで自社サイトへの流入や認知拡大が増え、最終的にコンバージョン率向上に繋がります。
検索ボリュームと関連性のバランス
検索ボリュームとは、1ヶ月に検索エンジンで検索された回数のことです。
検索する人が多いキーワードは検索ボリュームが大きくなります。その分多くのユーザーに検索されていると認識できます。キーワードを選定する際の注意点は次の2点です。
・検索ボリュームが「0」のキーワードは除外
・似ているキーワードは検索ボリュームが大きいものにする
コンテンツを制作しても検索ボリュームが「0」ですと検索する人がいないのでニーズがありません。SEO対策として効果がないので除外しましょう。
トレンドキーワードってなに?
トレンドキーワードとは、流行になっているキーワードや、今後話題になりそうだなと予測されるキーワードのことです。話題のドラマや結婚発表した芸能人、ハロウィンやバレンタインなどの季節的要因のもの、急に検索需要が高くなるものをトレンドキーワードと呼びます。
ハロウィンやバレンタインなど毎年行われるものは予測できますが、流行など急に流行りだしたものは予測できません。そのため早い者勝ちになります。
ただ流行はその時は爆発的に流入が増えますが、流行が終わると急激に流入が減ります。継続的な流入のためには、トレンドキーワード以外での精査されたキーワード選定が大切です。
トレンドキーワードの活用方法
オウンドメディアの運用をするにあたってトレンドキーワードは活用できます。
トレンドキーワードは記事制作と相性が良く、記事への流入をかなり増やすことができます。記事に流入が増えるとほかの記事も上位表示される可能性が高くなります。多くの流入を獲得することはSEO対策として非常に効果的ですので、自社のニーズに合うトレンドキーワードを活用するのもおすすめです。
ロングテールキーワードの重要性
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせたキーワードのことです。検索ボリュームは少ないですが、ユーザーの購買意欲は高いので非常にニーズが高いのが特徴です。
グラフの右側が長いしっぽのように見えるのでロングテールキーワードと呼ばれます。
「スモールワード」や「ニッチワード」とも言われ、検索ボリューム1,000未満目安です。
3語以上入力して検索していたらそれはロングテールキーワードと言えるでしょう。
ロングテールキーワードのメリット
・コンバージョン率が高い
ロングテールキーワードを検索するユーザーは購買意欲が高いことと、単体キーワードよりニーズをつかみやすいので検索意図に合わせた記事を作りやすいことからコンバージョン率の向上が見込めます。
※コンバージョン率(CVR)とは
ホームページへ流入したユーザーのうち、どのくらいの割合で商品やサービスを購入もしくはお問い合わせしたのか、割合で示します。
例えば、ユーザー100人で1人お問い合わせ→コンバージョン率1%、ユーザー10人きて10人お問い合わせ→コンバージョン率100%となります。
・上位表示されやすい
ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないので、ライバルが少なく上位表示されやすくなります。検索ボリュームは少ないので大量の流入は見込めませんが、Googleが「ユーザーにとって役立つ情報が重要」と言っているため、ロングテールキーワードを活用して充実させるのも効果的と言えるでしょう。
・安定的な流入が見込める
簡単にいうと検索の順位変動が起きにくいということです。
大手企業の参入が少ないことと、Googleのアップデートに影響されづらく、初心者でも安定的にアクセスを集められます。まずロングテールキーワードの記事をたくさん制作し、ユーザーのニッチな悩みを解決し上位表示を目指し、流入を増やしても良いでしょう。
・音声検索と相性がいい
音声検索の場合は自然とロングテールキーワードになることが多いです。家事や作業中の「ながら」で検索ができ、SiriやAlexaの普及から流入が見込めるメリットになります。
ロングテールキーワードのデメリット
・大量のアクセスは期待できない
繰り返しになりますが、検索ボリュームが他のキーワードに比べて少ないので、1つの記事で大量のアクセスは見込めません。そのため複数の記事で流入を増やす必要があります。
・成果がでるまで時間が必要
1つの記事に対して流入が多くはないので、できるだけたくさんの記事が必要です。記事をあげたあとに上位表示させる必要があるためどうしても時間がかかります。地道にはなりますが、コツコツと記事制作をして長期的な対策として有益なコンテンツにしていきましょう。
SEOキーワードの重要性が下がっている?
近年、キーワードの重要性が下がっているという話を耳にしたりします。
SEO対策する上でキーワードは重要ですが、検索エンジンの進化によってキーワード以外の要素も適切に評価できるようになったからとも考えられています。
重要性が下がっているというより、他の要素の重要性が上がりユーザーのニーズに答えられるコンテンツを評価するようになったという認識です。
しかし重要性は下がっても、キーワードの選定はまだまだ大切な要素であることに変わりはありません。
適切なキーワードを選定し、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツがSEO対策に効果的です。
SEO対策におけるキーワード重要性
近年キーワードの重要性が下がっていると言いましたが、まだ重要性が高いことに変わりはありません。
適切なキーワードを選定して記事を制作し、検索エンジンからの評価が上がり、上位表示を狙うことができます。
ユーザーのニーズにあったコンテンツを制作することでコンバージョン率の向上も見込めます。
キーワードたくさん詰め込めばいいんじゃないか
結論から言いますと、キーワードを1記事にたくさん詰め込むのは意味がありません。反対に検索エンジンからの評価が下がります。評価が下がると上位表示を獲得することが難しくなってきます。
キーワードを詰め込む、羅列させる、「無題」などのデフォルト設定というものは評価してもらえません。
また詰め込みすぎるとスパムとして判断されペナルティもあります。
ユーザーの悩みに答えるだけではなく、どうしてそうなるのか潜在的な疑問まで解決できるようなコンテンツを制作しましょう。
ちなみにGoogle公式はこのように表記しています。(以下Googleより引用)
キーワードの乱用とは、Google 検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。キーワードの乱用では、不自然にリストやグループの形式を使ったり、関連性のない場所でキーワードが記載されたりする傾向があります。キーワードの乱用の例としては、次のようなものが挙げられます。
・実質的な付加価値のない電話番号の羅列
・ウェブページが特定の都市や地域に関する検索結果の上位に掲載されるようにするために、都市名や地域名を羅列したテキストのブロック
・同じ単語や語句を不自然なほど繰り返すこと。
キーワードの適切な使い方
キーワードの選定も重要ですが、キーワードの使い方も重要になってきます。
・キーワードを大量に詰め込まない
大量に詰め込むと検索エンジンからの評価がもらえず、最悪スパムと認識されペナルティを受けることになります。
基本的に1記事1キーワードで、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを制作しましょう。
・自然的にキーワードを入れる
キーワードを意識するあまり、不自然な文章になってしまいがちです。無理にキーワードを入れるのではなく、文章の流れで自然に取り入れましょう。
読みやすさも検索エンジンの評価に繋がりますので、全体的に読みやすいか、キーワードが自然に入っているか、充実した内容になっているかを確認しましょう。
・適切な頻度でキーワードを使おう
繰り返しになりますが、過度なキーワードの使用は良い評価がもらえません。適切な頻度はコンテンツのジャンルや長さによって変動しますが、目安は3%くらいです。
SEOキーワードを選定するときのポイント
自社の商品やサービスによってニーズのあるターゲットユーザーを明確にし、キーワードを選定する上で抑えるべきポイントがあります。
分かりやすく解説していきます。
コンテンツのテーマや目標を明確にする
まずは記事作成の前に自社の商品やサービスでアピールしたいもの、テーマをまとめてみましょう。
目標と数字も具体的に決めましょう。認知度を向上させたいのであればPV数、商品やサービスを売り込みたいならば問い合わせ数、オンラインショップであれば会員登録や商品購入、といったように目指すべき目標と達成しているのか分かる数字を設定しましょう。
ターゲットユーザーを明確にする
コンテンツのテーマを決めたら、ターゲットユーザーを明確にしましょう。ターゲットユーザーを明確にするためには「ペルソナ」を設定します。
「ペルソナ」とは商品やサービスを提供する際に、どのようなターゲットに向けたものであるか、そのターゲットを具体的な人物像として設定することです。
年齢・性別・趣味・特技だけでなく、家族構成・学歴・年収・ライフスタイルまで、実際にそんな人が存在するとイメージできるくらい詳細な設定をします。
「ターゲット」は最低限な情報ですが、「ペルソナ」は詳細な情報まで設定します。
ペルソナを設定することで狙うべき人物像がイメージでき、キーワードやユーザーの検索意図が鮮明になり制作の上で質が向上しやすくなります。
キーワードの種類を知る
キーワードはターゲット像や悩みに当てはまることが大切です。検索意図を元にキーワードは3種類に分類されます。
✔Doクエリ
「何かしたい」「購入したい」等の具体的なクエリ。アクションを取ろうとしているので購買意欲が高く、コンバージョン率が高いキーワードと言えます。
※クエリとはユーザーが検索時に入力したキーワードや文章のこと
✔Knowクエリ
知識やノウハウを知りたいユーザーが検索するクエリ。検索ボリュームは多いですが、疑問や悩みを解決するクエリなのでコンバージョン率は低めです。ただユーザーの疑問や悩みを解決するので流入が多く取れ、ブランディングに効果的です。
✔Goクエリ
特定のサイトや場所に行きたいクエリ。サービス名で検索されるので、AmazonやYahoo等の指名検索が該当します。
SEOキーワード選定の手順
SEOキーワードを選定する際の手順を解説していきます。
主軸キーワードを選定する
自社にとって関連性が最も高い主軸となるキーワード選定します。主軸キーワードを選定する際は、検索ボリュームやテーマとの相性を考慮して選定しましょう。まずは検索ボリュームが多く、シンプルな単語を選定しましょう。検索ボリュームが小さかったり、文章だとユーザーの検索意図が絞られてしまいます。
主軸キーワードを広げる
主軸キーワードから他のキーワードを広げていきましょう。のちに整理しますので、まずは質より量で様々な角度から出してみましょう。
キーワードを広げる際に、以下を参考にしてみて下さい。
・サジェストキーワード
検索窓に入力した時に表示される「候補キーワード」のことです。過去の検索データから自動で生成してくれるので、人気が高く需要の高いキーワードを探せます。「主軸キーワード 〇〇〇」と、他のキーワードと組み合わせればさらにサジェストキーワードを探せます。
・関連キーワード
GoogleキーワードプランナーやYahoo!アドバイスツール等のツールを使用します。キーワードの検索ボリュームやデバイスごとの割合、自社の業界で検索されるキーワード等も調査出来ます。
・サイトの流入キーワード
自然検索での流入時に、実際検索されているキーワードのことです。実際に検索されているキーワードなので、思いがけないニーズを発見することもあります。流入キーワードはGoogleSearchConsoleで確認できます。
・口コミやSNS
数多くのユーザーのニーズを確認できます。自社商品やサービスに関連するキーワードで検索してリアルな声から確認するのもいいでしょう。
キーワードをグループ分け
キーワードを広げて量を出した後は、キーワードをグループ分けしていきます。ニーズの特徴やジャンル毎に分類します。そうすることで記事コンテンツの整理もでき、Googleにサイトコンテンツを理解してもらいやすくなります。
検索ボリュームのチェック
キーワードをグループ分けしたら各キーワードの検索ボリュームをチェックしましょう。優先順位を行う目安になります。
検索意図をチェック
各キーワードの検索意図をチェックしましょう。どの検索意図(Doクエリ・Knowクエリ・Goクエリ)をもつキーワードなのか、実際に検索して上位表示されているページを確認してみましょう。
キーワードの優先順位
最後にキーワードの優先順位を決めましょう。今までチェックしたものを目安に決めていきます。優先すべき要素は以下の通りです。
・自社に関連性が高い
・検索ボリュームが多い
・(ECサイト等の場合)Doクエリ
・(PV数獲得が目標の場合)Knowクエリ
SEO対策の基本タイトルタグとメタディスクリプション
記事のタイトルを示すtitleや、概要を示すdescriptionは、SEO対策において基本かつ重要な役割をしています。
ユーザー視点で考えた時に、自分が検索したキーワードがここに入っていないと「自分が探している情報ではないのでは?」と記事を見てもらえる可能性が一気に低くなってしまいます。その為特別事情がない限りは、必ずキーワードを含めましょう。
タイトルタグとメタディスクリプションとは
タイトルタグは、ページのHTMLの<head>内に記載されます。さらに<title>〇〇〇<title>というタグの〇〇〇の部分がそのページのタイトルです。
メタディスクリプションも同様で、HTML<head>内に記載されます。<meta name=”description” content=”●●●”/>の●●●部分に表示されます。
【タイトルタグとメタディスクリプションの参考画像】
直接的に上位表示に関係あるわけではありませんが、コンテンツの内容をきちんと伝えられる大切な役割です。
ページごとにキーワードと内容に合わせ、ユーザーにとって魅力的なコンテンツに見せ、流入が増え結果的には上位表示に影響があることを覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キーワードがいかに重要な役割を果たしているのかお伝えできれば幸いです。かなり手間はかかりますが、ここで手を抜いてしまうと後々の流入等に響いてしまいますので、適切なキーワードの選定と活用をしていきましょう。
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お付き合い頂き、ありがとうございました!
見て下さったどなたかのお役に立てれば嬉しいです!