業務の一環としてスタッフブログなど書かれている会社も多いことと思います。継続したブログ記事をアップすることは、SEO効果を狙っていく意味での有効な手段と言えます。本章では不動産会社で書いていくブログについて、どのような記事を書いていくことがよいか、ブログの基本的な書き方から集客に繋げていく内容などを解説していきます。
CONTENTS
不動産会社のブログ集客術
2005年頃より認知され始めたブログですが、今ではWeb集客のツールの一つとして多くの企業で有効活用されています。不動産業界においても例外ではありません。
ブログを通してユーザーにとって有益な情報を提供することは、顧客との密接な関係を生み出し、顕在顧客のみならず、潜在顧客に対してもアプローチできるので中長期的な戦略としてブログへの取り組みはWEBマーケティングを進める上で必要不可欠なコンテンツの一つと言えます。ブログを継続的に書いていくことはSEO対策にもなる為、自社WEBサイトからの集客を進める上でもぜひ取り組むことをお勧めいたします。尚、SEO対策に関しては弊社コラムの「SEOで検索上位表示？基礎から始めるSEO対策！」でも解説していますので参考にして頂けると幸いです。
ブログを書く前の準備事項
◆ペルソナ設計を行う
不動産といっても部屋を探している人や購入希望の方、オーナー様など情報を配信していくターゲットによってその内容は異なります。「誰」に向けて発信する記事なのか、ユーザーのプロフィールをある程度設定（ペルソナ設計）することで、より伝えたいテーマが明確になります。
◆ブログのカテゴリを設定する
誰宛に向けての情報配信か、固まりましたら次に、どのようなジャンルで記事を書いていくかを予め決めておくとテーマが決めやすくなります。例えば賃貸仲介や売買仲介、賃貸管理など複合的に業務を営んでいるようなケースでは「部屋探し」「中古物件購入」「オーナー様向け」「エリア情報」といった具合にユーザーが興味のある分野の記事を探しやすい工夫をあらかじめしておいても良いと思います。
基本的なブログ記事の書き方について
ブログ記事の書き方ですが、まずユーザーに読んでもらいたい記事を何にするか考えます。ユーザーが知りたい情報、例えば「物件情報」「エリア情報」「不動産取引に関する法律的なもの」などいくつかテーマを洗い出します。不動産会社様のブログを見ているとスタッフブログの中で、休日の動向や近隣エリアの食事情報などスタッフ視点から様々なジャンルの記事構成になっているケースが少なくありません。
ターゲットとテーマに則した「企業ブログ」になるよう業務に関連する内容が中心となる記事とする方が良いと言えます。不動産に関する情報やエリアに関する情報は、専門性や地域特化を打ち出せますので信頼度も高まりユーザーに閲覧いただく可能性も高くなると言えます。
ブログ記事の構成を考える
ユーザーに見やすい構成のブログ記事の書き方を意識することで、記事構成にも統一感が生まれ、書く側も記事作成ルールに沿って進められるため、構成を決めると良いと言えます。下記に例として構成ルールを記載いたしますので参考にしてみて下さい。
タイトル：記事のタイトルを記載します。
紹介文 ：作成する記事の導入部分になる概略を記載します。
目次 ：作成する記事コンテンツの目次を用意します。各目次の見出しは本文中のサブタイトルになります。
本文 ：目次に沿って本文を作成します。必要に応じて図解やイメージ画像を適度に織り交ぜていくことでユーザーにとって読みやすい形に整形します。引用記事や紹介したいコンテンツのリンクなども適度に織り交ぜていくことで、ユーザーにとって有意義な関連するコンテンツの紹介もできます。
問合せ ：記事の最後に、資料請求やお問合せに繋ぐCTAボタンを設置し、コンバージョンに繋げる工夫をします。
不動産ブログに取り組む理由
ブログ記事を書くことは労力もかかりますし、継続して続ける必要がある為今期も必要になります。「書いているブログが集客に繋がるのか？」と不安になる方も多いことと思います。ここでは不動産ブログに取り組む理由をいくつか解説してきますので、継続したブログ記事作成の後押しを少しでもできると幸いです。
低コストで取り組める
既存のWEBサイトにCMS機能があれば、追加費用をかけることなく社内リソースの活用のみでブログ作成を進めていくことができます。記事数がある少ないうちは結果に繋がりにくいため、継続してコツコツと記事を書く必要はありますが、中長期でみた集客効果という意味ではコストパフォーマンスは高いと言えます。
不動産に関してユーザーが知りたい情報提供ができる
不動産に関してユーザーの「知りたい」情報を専門家の立場から内容の濃い情報を盛り込んだ記事を配信することは、ユーザーにとって有益な情報となるため検索エンジンからの評価も得やすく顕在層はもちろん潜在層にもアピールでき中長期的な反響獲得に貢献します。
自社のブランディングに活用できる
継続して作成したブログ記事のコンテンツは、その会社の資産となり例えばですが「○○エリアと言えば▲▲不動産」「不動産投資情報なら▲▲エステート」といった具合に記事の専門性が高ければ高いほど、自社のブランディングにも貢献します。
ブログ記事でさらに集客アップを狙う、ちょっとした工夫
記事内に動画や画像をバランスよく盛り込む
ブログ記事が単なるテキスト情報だけですと読みづらく、また伝えたい内容がきちんと伝わらないことも考えられます。先述したように本文中には図解や画像をバランスよく配置するとともに必要に応じてYouTube動画のリンクを張るなどしてアクセントをつけることでユーザーに、より理解いただく工夫をすることで集客アップに貢献すると思います。
物件情報やエリアガイドの紹介などで画像を適度に用いつつ、テキスト情報に関しても太字や色を変えた装飾文字などを適度に使うことで、ユーザーに対する印象が変わるものです。またYouTubeへの動画リンクを用いることでより伝え得たい内容をアピールできるので、動画掲載も併せて対応することをお勧めします。
SNSを利用した拡散効果を狙う
ブログ記事の最後にSNSへの誘導リンクを設置することで、WEBコンテンツへの誘導導線を作ることができます。SNS上でファンが増えてくることで、ブログを拡散していただく機会を得られるため中長期的に見ていくとアクセス数の向上へとつながっていきます。
Facebookはユーザー年代層が高めであったり、Ｘは文字数に制限があったり、Instagramは画像中心であったりと、SNSにはターゲット層やその特性の違いがあります。それらを考慮しつつ、情報発信することをお勧めいたします。
まとめ
如何でしたでしょうか。本章では「不動産会社でのブログ集客術」としてブログの基本的な書き方から、不動産会社でブログに取り組む理由や集客向上のちょっとした工夫などを解説いたしました。自社WEBサイトでの集客の一環でこれからブログに取り組もうとお考えの方は是非参考にしてみて下さい。
弊社では不動産会社のWEBサイトを作成する際は「集客」を意識したWEB制作を心掛けております。反響率を高めるWEB制作をお考えの際は、ぜひ一度お問い合わせ頂ければと思います。