WEB制作会社の選び方と特徴について徹底解説!

新たにホームページを作りたい。ホームページのリニューアルを進めたい。さて、どこから手をつけようか・・と悩まれている方は意外と多いのではないでしょうか。ホームページ制作会社は日本で10,000社以上あるといわれており、どのような会社に依頼するのが良いか、数が多すぎて決め手がわからなかったり、自社に合う制作会社はどういったところなのか、なかなか判断がつかなかったりします。

本章では、WEB制作会社の選び方と特徴について、徹底解説していきますのでホームページ作成を進める際の参考にしていただけると幸いです。

WEB制作会社へ依頼する前の準備について

ホームページ制作の依頼を行う前に自社で準備をしておくべき事項があります。

この準備を行うことでWEB制作会社の選定から制作に関してもスムーズに進んでいきますので是非取り組んでみてください。

現状の課題を整理する

ホームページをこれから新規で作成する場合は、どのような内容にするか、何ページ位を想定するかを考え、すでにホームページがあるケースでは現状のホームページでの問題点や課題を整理しておくことが重要になります。

サイト制作の目的を決める

現状の課題が整理できましたら、サイト制作の目的を明確にしていきます。

コーポレートサイトとして、事業内容や会社情報を中心にアピールするものなのか、製品・サービスの問合せを獲得していくためのサイトなのか、社員採用に注力していくサイトなのか、など目的が明確になることでどのようなホームページを作成する必要があるのかアウトラインが決まってきます。

この目的が具体的になることでWEB制作会社からの提案内容も、より具体的になり制作も進めやすくなります。

WEBサイトのターゲットを決める

「誰に見てもらいたいWEBサイトなのか」ターゲットの設定をすることで、制作するコンテンツ内容も変わってきます。例えば不動産のサイトでいうと、情報発信したい相手が「オーナー」「部屋探しをしている人」「入居者」「投資家」と様々なケースがあります。事業内容を中心にするのか、物件情報を中心にするのか、など相手先が複数いる場合は場合によってはサイトをそれぞれ分けてあげたほうが良いかもしれません。

タ-ゲットに効果的にPRしていくためにも具体化して社内共有していくことが重要といえます。

PRポイントを整理する

製品やサービス内容、事業内容など訴求したい内容は様々ですが「自社の強みや特徴」など他社との差別化ポイントを明確にすることで、よりPRポイントが際立ち訴求効果を強めることができます。サイトの目的やPRポイントが整理されることで、WEB制作会社からもより具体的な提案が得られるようになります。

サイト制作のゴールを設定する

月間どのくらいのPV数を目標にするのか、資料請求数はどの位を目標にするのか、売り上げ目標はいくらにするのか、などサイトの種類や属性によってゴールは異なりますが具体的な目標数値を定められると制作会社からもより具体的な提案が頂けるようになります。場合によっては予算が合わずゴールを修正するか、予算をもう少しかけてのぞむか等、新たな検討事項が浮き彫りになりますので、是非ゴールの設定まで行ってみてください。

予算とリリース予定日を決める

サイトの目的とゴールが決まりましたら、予算を決めていきます。予算はサイトのボリューム含め、どのあたりまでこだわって制作していくかで大きく変わってきます。制作会社に見積依頼をする際は、可能であればRFP(提案依頼書)を用意して複数のWEB制作会社に投げかけて見積をいただき比較検討できると、費用感に関しても納得できるかと思います。予算もある程度決まりましたらリリース予定日も決めて制作会社に依頼を進めていきます。

リリース日が決まっていないと、だらだらと制作が続いてしまったり、新規リニューアルの告知ができなかったりするので、必ずリリース予定日は決めてそこに向けて公開できるよう政策を進めていきましょう。

WEB制作会社を選ぶポイント

WEB制作会社への依頼する前段階の準備が完了しましたら、次にどのような制作会社を選択したらよいか、以下にポイントをまとめ解説していきます。自社WEBサイトの制作を今後依頼する際に下記に挙げるポイントに注意して、自社にマッチする制作会社を選定いただけると幸いです。

制作会社の強み・弱みが自社にマッチするか

WEB制作会社といっても得意とする分野が会社によって異なります。自社で制作したいWEBサイトの目的にマッチする制作会社かをしっかりと見極めて取り組んでいく必要があります。下記にWEB制作会社の系統を記載いたしますので参考にしていただければと思います。

コスト優先タイプ:テンプレートベースで作成し、コストを下げて提案

デザイン優先タイプ:WEBデザインを得意としブランディングがうまい

集客特化タイプ:SEOを意識したWEB制作が得意

システムタイプ:検索エンジンやMA等との連携に強い

コストをなるべくかけずライトなWEBサイトを作りたいケースでは、WordPressのテンプレートでコストをあまりかけず制作したり、自社のブランディングにこだわりたい場合は広告代理店系のWEB制作会社に依頼し、デザインにこだわって制作する必要があるかもしれません。また自社製品を検索・問合せをしてもらうために検索エンジンをしっかりと作りこんだりMAツールとの連携でWEB経由の顧客を追客する仕組みをバックヤードに持たせたりとシステムとの連携が必要な場合は、システムもわかるWEB制作会社への依頼が必要となります。WEBからの集客を意識する場合にはSEOに強いWEB制作会社に依頼する必要があるかもしれません。制作会社によって、どの部分が得意で、不得意なのか確認するようにしましょう。

魅力的な提案をいただけるか

自社WEBサイトの目的や課題、要望をWEB制作会社に伝えた後、WEB制作会社より貴社向けの提案書が出てくることと思います。言われたことが提案書に記載されているのは当たり前です。提案を受ける際に良い意味で予想外の提案になっているか、期待値以上の提案になっているか等確認しましょう。

他社事例をもとに、「●●のようなコンテンツがあると、●●といった意味合いでよいと思います」や「▼▼は、コンテンツとしてあまり閲覧されないのでなくてもよいかもしれないです」と根拠を示しつつ具体的な提案をしてくれる会社は信頼がおけ、制作後のフォローも期待できます。

制作会社との相性やコミュニケーションについて

WEBサイトの制作を進めるにあたり、サイト制作会社の担当窓口とのやり取りは重要事項の一つといえます。

専門用語を多用せず、わかりやすい言語で対応いただけるか。なるほどと思える事例を交え受け答えをしていただけるか。共同制作を進めるパートナーとして信頼がおけないとWEB制作の作業自体が難航するケースも出てきます。コミュニケーション能力に問題があったり、相性が合わないケースも考えられるので制作とクライアントの間でディレクションを行う担当者の力量を事前に質問できるようでしたら確認をしておきましょう。

制作内容や納期は費用・スケジュール的に問題ないか

制作するWEBサイトの内容が固まりましたら、費用はどの程度かかりそうなのか、スケジュールは予定納期に間に合いそうか、などを確認しましょう。WEBサイト制作は基本的には人件費なので工数換算になるケースが多いですが、中には業務メニュー毎に単価設定をしている制作会社もありますので選定した数社を比較しながら確認していきましょう。また費用面に関して見落としがちなのが画像作成やライティング費用、WEBサイトを運営していくのにかかるサーバ費用や保守費用などがあります。制作費用の中にこうしたものがどこまで含まれているか確認しておきましょう。作業やオプション内容でよくあるものを参考までに下記に記載しておきます。

WEBコンテンツ関連オプション費用

また納期ですが往々にしてあるのが予定納期よりスケジュールがずれ込んでいくケースです。デザインがなかなかFIXしなかったり、UI/UXがなかなか決まらなかったりとクライアント側にも問題があるケースもありますが、ディレクションの手腕によるところも大きいと思います。制作会社からの状況報告が少ない場合は制作開始後から順当に進んでいるものなのか積極的に確認し、納期がずれ込んでいるような場合はその原因や対処方法なども確認する必要があります。

サポート体制について

WEBサイトは制作完了した後のサポート体制も重要な要素の一つといえます。「CMS機能は自社で使いたいので、この部分の操作指導が欲しい」といったケースから、「サイト内の軽微な文字や画像変更、ちょっとした修正まで対応するサポート」から、「集客のフォローまで含めた運用」などフォロー体制には様々な内容がありますので自社のWEBサイトは完成後、どのような運用が必要になるのかを制作会社とも相談しながら、提案を受けるなどして方向性を出していくとよいでしょう。

リニューアルによってサイト制作会社が切り替わるケースでは、今までのやり方から大きく変わることも考えられるので、アフターサポートに関しては制作の前段階からできれば詳細内容に関して確認しておくとよいと思います。

WEB集客について

WEBサイトからの反響獲得を得るためには、「WEB集客」が必要不可欠となります。WEB集客にはSEO対策によるものの他、リスティング広告など有料広告を利用する方法もあります。どのような顧客を集客したいのか、費用はどの程度かけられるのか、などを考えていくことはもちろん必要ですが制作会社がWEB集客を得意としていないケースも少なくありません。広告代理店型のWEB制作会社であればこの辺りは得意分野ですので、ワンストップで依頼するのも一つの方法かと思いますがコスト高になるケースもありますので、複数お声がけしている制作会社には一通り、WEB集客について相談に乗ってもらえるか、知見や実績はあるか等確認の上、集客についても併せて検討していく必要があります。

信頼のおける制作会社のポイント4選

ここまで、WEB制作会社への依頼準備事項をはじめ、WEB制作会社の選び方を解説してきました。様々な選択ポイントがありましたが、WEB制作をクライアントと一緒に進めていくうえで重要となるのは信頼関係といえます。下記に挙げるポイントは基本的なことかもしれませんが、WEB制作だけに及ばず、仕事を進めていくうえでの重要なポイントといえますので、この辺りの対応がしっかりとできる会社と取り組むようにするとよいと思います。

うそを言わない・約束を守る会社

うそを言わない、約束をしっかりと守る会社は当たり前ですが信用できます。制作の過程でよくあるのが、次回アクションの締切日や対応状況の確認作業で、例えば「今週中に●●に関して連絡ください」「今の進捗状況、〇日までに連絡お願いします」と投げ掛けても梨の礫で一向に連絡がなくスケジュールもずるずると押してしまったり、何度確認しても連絡が遅いケースなどがあります。こうしたケースでは一事が万事で、最終的な納期がずれ込んだり、予期していなかった追加費用が後から発生したりとトラブルになるケースが少なくありません。後々トラブルにならないよう注意しましょう。

正直に真摯に対応してくれる会社

営業段階でよくありがちなオーバートークをしてしまい、後で当初の予定と違っていたというケースも少なくありません。また良いことばかり言って、デメリットやできないことをしっかりと伝えてくれない会社も中にはあります。最初の段階で正直にできること、できないことを伝えてくれたり、デメリットも真摯に話してくれるような企業は逆に信頼がおけるといえます。

見積もりに不明瞭な点がない会社

WEB制作の見積書の明細には専門用語が記載されているケースも少なくありません。不明点を質問する前に明細に関してきちんと説明いただける会社は信用がおけます。数社の見積もりを比較して金額が大きく異なったりした際には、なぜ大きくかけ離れているのか聞いてみてもよいでしょう。金額の高い分、必要な作業が含まれている可能性もあるので、そういった部分をきちんとわかりやすく解説してくれる会社か否かも判断材料の一つにしていただければと思います。

細かく丁寧に説明してくれる会社

制作を進めていく上で、時には制作会社側でミスが生ずることもあることでしょう。そうしたミスについても先回りして先方から丁寧に説明していただき、対処法や改善策も提示いただけるようでしたら信頼のおける会社と考えてもよいと思います。また制作を進めていく上で出てくる専門用語や見積明細に掲載されている用語などもお客様の立場になりわかりやすく説明頂ける会社は好印象で、制作後のサポート等にも安心感を持ちやすいと言えます。

まとめ

本章では、WEB制作会社の選び方と特徴について、事前準備事項から制作会社選定のポイント、信頼のおける制作会社のポイントに関して解説させていただきました。本章を参考にしていただき数あるWEB制作会社の中から自社にとって最適なパートナーとなる制作会社に出会えることを望みます。弊社のWEB制作はタイプでいうとシステムタイプと集客特化タイプに当て嵌まるかと思います。WEB作成から運用までお客様のご要望に応じた対応を、協業パートナーとも連携を取りつつ最適なご提案をさせて頂いております。

WEBサイトのリニューアルをご検討の際には、是非ご一考いただく選定企業に加えていただけると幸いです。

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