成功する不動産会社のWEBサイト制作 第2部

成功する不動産会社のWEBサイト第2部では不動産会社のWEBサイト制作の費用感をはじめ、自社WEBサイトでの集客の必要性や自社WEBサイト活用のポイントなどに関して概略を解説していきたいと思います。

不動産WEBサイト制作の費用感について

不動産WEBサイトと言ってもテンプレートで利用できるものや、物件検索エンジンを搭載するもの、会員管理を行うものなど組合せが様々です。ここでは目安となる費用感を弊社の長年の経験や実測値より解説していきます。

テンプレート利用のWEBサイト

ある程度の構成が決まっており、デザインが数十種類、場合によっては100以上あるテンプレートより選択できるタイプのものを利用する場合、初期費用が0円で月額利用料が数千円からといったものが多く、高くても初期費用が20万円~50万円程度で、月額費用3万円~5万円程度のものが多い気がします。不動産会社として必要最低限用意するべきコンテンツは揃っており、物件検索エンジンも装備されているテンプレートタイプのサイトは不動産会社を開設して間もない会社や、自社のWEBサイトでの集客は考えていない会社ではリーズナブルに取り組めるので良いと言えます。難点としてはテンプレートの為、独自色が出せず他社との差別化は図りにくいので「自社WEBサイトの集客で成功する」といった方にはあまりお勧めできないパターンかもしれません。

独自検索エンジンが不要な小規模なWEBサイト

独自のコンテンツは10ページ~15ページ程度で、物件検索エンジンはSUUMOやathomeなどの不動産ポータルサイトのエンジンを利用する(月5千円~程度で利用できます)ケースでは初期費用30万~50万程度、月額費用はレンタルサーバ利用料やサイト保守費用で1万円~3万円程度となります。
取扱う物件数が少なかったり、特に検索方法や物件の見せ方にも独自性を求めない場合は比較的安価にて構築するサイトで運用していくのも良いかもしれません。

中規模以上で独自検索エンジンを搭載するWEBサイト

事業やサービス案内、会社概要といった静的ページが20ページ以上あり、お客様の声やスタッフブログ、成約事例など自社でコンテンツを増やせるCMSの機能を持ち、かつ検索エンジンは独自構築する場合、初期費用は300万円以上、月額費用はサーバ費用、サイト保守費用、システム保守費用で5万円~程度となります。
オリジナル性を出したい方や、将来的には不動産ポータルサイトへの掲載を減らしていき自社サイトでの集客にシフトしていきたいといった会社に向いているWEBサイトになります。

コンテンツも豊富でシステム回りも充実させるWEBサイト

賃貸、売買、賃貸管理と総合的に不動産業務を営んでおり、各事業に関するコンテンツも充実させ静的ページも50ページ以上からなり、CMS機能も充実し、検索エンジンも独自構築の上、不動産ポータルサイトへのコンバーターシステムや顧客管理システムとの連携等も行うなどの充実したサイトで、またSEO対策としてコンテンツマーケティングも同時に進めていくような大規模サイトの場合、初期費用で500万円以上、月額費用はサーバ費用、サイト保守費用、システム保守費用、コンテンツマーケティングに係るSEO対策や記事制作費用等を含むと10万円~と取り組む内容により月額費用も大幅に変わってきます。

自社WEBサイトでの集客の必要性

PCはもちろんスマホの台頭により現在では、誰もが手軽にインターネット経由で情報収集ができるようになりました。不動産業界ではSUUMOやathomeをはじめとした不動産ポータルサイトを利用して、まずは物件情報を探す方が大半な中で、なぜ自社WEBサイトでの集客が必要なのか、をいくつか解説していきます。

検索エンジンからの流入を高め、反響に結びつける

不動産ポータルサイトにはたくさんの物件情報が掲載されており、数ある物件の中から選ばれるには大変です。また掲載料以外にオプション費用も含めると掲載する件数にもよりますが、毎月のコストもばかになりません。
自社サイトでの集客であればSEO(検索エンジン最適化)対策をしっかりと行い、検索上位表示されたりロングテールキーワードやスモールキーワードからの流入が増えてくれば反響に繋がっていくため、「不動産ポータルサイト頼みの集客」から脱却することができます。

SNSの有効活用

最近の若者はGoogle検索を利用しない人が増えているそうです。代わりにInstagramやXなどのSNSを利用して情報収集を行っているのでGoogle検索エンジン対策とは別に、こうしたSNSを有効活用することで自社WEBサイトへの導線を構築し、新たな顧客層の開拓に繋げていきます。

PDCAサイクルを回す

Googleアナリティクス(GA4)やサーチコンソールといった無料ツールを用いることで自社WEBサイトの検索数や検索されているキーワード、サイトからの離脱率など含め様々な効果測定が行えます。効果測定の結果をもとにWEBサイトを改善し、運用する。この繰り返しでWEBサイトの流入や反響率を高めることができます。

WEB接客ツールの活用

WEB接客ツールを自社WEBサイトに設置し運用することでユーザーへの訴求効果を高めたり、チャット機能でコミュニケーションを取ることで顧客満足度を高めたり、サイト離脱率を低下させたりとWEBサイトの運用を強力にサポートしてくれます。
これら自社WEBサイトの有効活用がうまくいくようになると、WEB集客に於いては必要不可欠な戦略となる為、ぜひ実践頂ければと思います。

SEO対策-1

自社WEBサイト活用のポイント

自社WEBサイトでの集客の必要性はわかるけれど、本当に集客に繋げられるのか?といった不安をお持ちの方もいらっしゃることと思います。また自社WEBサイトの運用に手を入れるより不動産ポータルサイトに掲載しておけばよいだろうと、お考えの方も多いかと思います。自社WEBサイトの有効活用がうまくいけば、ポータルサイトに係るコストを抑えることができ、自社WEBサイトが収益を上げてくれる営業マンとなります。地場の不動産会社がポータルサイトから脱却するにはどのようなことをする必要性があるか、をここでは解説していきます。

地場に特化した情報の配信

不動産ポータルサイトは物件情報の数は膨大ですが、ローカルなエリアに特化した情報はあまり得意とはしていません。不動産ポータルサイトとの差別化を図るため、地場の不動産会社ならではの密度の濃いローカル情報をWEBサイトで配信していくことで、そのエリアに住もうと考えている方はもちろん、住まいの対象エリアと考えていなかった人たちにも「新たな気付き」を与えることができ、地元ならではの優位性を打ち出すことができます。

物件情報のページを工夫する

物件情報に記載する内容に関して可能な限りの独自性を出すことも一つの方法です。通常のキャッチコピーとは別に地元ならではの情報を反映させたり、オーナー様の想いや、物件に関して、例えば400文字程度の紹介文で説明するなどして、競合及び不動産ポータルサイトと差別化を図ります。物件情報による差別化という意味では「東京R不動産」が代表的な例として挙げられます。750文字前後の説明文を各物件に付与することで、その物件に関して、より深堀した情報をユーザーに届け、反響獲得に繋げています。
地場の不動産会社ならではの「情報の深掘り」の要素を物件情報にも付与することは大きな差別化になります。

物件情報タグの最適化

ユーザーに検索してもらいたいキーワードを意識して、タイトルタグやディスクリプションタグ、キーワードタグを最適化することは、地場の物件を探すユーザーにとってマッチする情報となり、検索結果に反映されやすくなるとも言えます。物件名称や種別、間取りや最寄り駅、エリア、徒歩分、入居条件や設備などユーザーが探すときに意識するであろうキーワードを用いたタイトルや説明文を用意することで検索エンジンに情報発信者の思惑を理解させ、ユーザーからの検索に対して上位表示されるよう最適化を行います。

コンテンツマーケティングに取り組む

SEO対策の一環としてオウンドメディアを作成し運用していくことも自社サイト活用の有効な手法と言えます。メディアの骨子としては自社の強みに加え、地元の情報と物件情報を融合した内容をテーマに、ターゲットユーザーに伝えていきたいコンテンツを継続して作成していくことで、地元の不動産情報を探したい場合やエリアに特化した情報を見たい時にメディアコンテンツから流入されるよう工夫をしていきます。
弊社のユーザー様でも「不動産売買」に関するメディアコンテンツを自社WEBサイトに継続して投稿し、あわせてYouTube動画も継続して作成することで、自社WEBサイトへの流入を大きく増やしている実績があります。

まとめ

如何でしたでしょうか。本章では不動産会社のWEBサイト制作にかかる費用感や自社WEBサイトでの集客の必要性、自社WEBサイト活用のポイントを中心に解説させて頂きました。「成功する不動産会社のWEBサイト制作 第1部」と合わせて読んで頂けると幸いです。また不動産会社のWEB制作に関して弊社では、不動産業界でシステムやWEBサイトを20年以上にわたり手掛けてきた代表をはじめ多くのスタッフが不動産業界に精通しているため、業界経験や知識のないWEB制作会社と比べてお客様のご要望にマッチした提案ができると自負しております。不動産業界でのWEBサイト制作やシステム構築をご検討の方はこの機会にぜひお問合せ下さい

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