ECサイト担当者必見!効果的なECサイト制作のポイント!

ECサイトとひとくちにいっても無料でできるサイトから、Amazonや楽天、Yahooショッピング内で利用したいものや自社で本格的に取り組むものまで様々です。自社でのECサイト制作を進めるにあたり、どのような形で進めていけばよいか不安な方も多いのではないでしょうか。

よく言われていることですが、個人でECサイトを始められる場合は無料で始められる「STORES」や「BASE」を利用したり、法人の場合はカラーミーショップやEC-CUBEといったサービスやツールを用いて制作するケースをよく耳にします。

本章では、ECサイトの構築に関するさまざまな手段や手順をはじめ、各種メリット・デメリット、そして費用感・作成方法をとことんお伝えします!

ECサイト01

 ECサイト構築から完成までの目安期間

サイトの制作期間は規模感によっても異なりますが、ECモールであれば2時間程度で作れるでしょうし、有料ASPやオープンソース、ECパッケージですと2週間~半年程度と、規模の大小によって幅が出てきます。スクラッチでの開発となると1年以上かかるものも出てくるでしょう。一般的なECサイト構築を想定した場合は1ヶ月~3か月程度の中で収まるケースが多いと言えそうです。

完成までの期間が短い、ECモールやASPサービスは提供されるサービスに依存する部分が多く自社での開発作業はほぼないので稼働までの時間が短く済むのが特徴と言えます。それとは逆にオープンソースやECパッケージの場合は、自社で要望する機能をカスタマイズにより付け加え機能の充実化を図るケースが多いので完成までに時間をある程度要します。フルスクラッチの場合は何もないところから制作を進めていくため、ECサイトの仕様を決めるところからスタートするため中長期での計画から構築が必要になります。

ECサイト構築の費用相場

ECモールや無料ASPでは手数料を除き0円からスタートできるケースがほとんどなので、個人で始められる場合や小規模からスタートする際には取り組みやすいケースと言えます。

オープンソースを利用するケースではプログラム自体のライセンス費用は掛かりませんが、制作会社に依頼し、自社の要望に応じたECサイトの構築を行っていくため制作費用と月額の保守費用が発生します。自由度は比較的高くパッケージを購入するよりも比較的安価に構築できます。有名どころでは「EC-CUBE」があります。これ以外ではECパッケージを購入して運用を進める方法やフルスクラッチで開発を行うケースも想定されますが、初期費用は500万円以上、月額費用は数十万円以上はかかるためサイトの年商規模が1億円以上見込めるような中~大規模なECサイトを制作する際に取り組むケースといってもよいでしょう。

ECサイト

ECサイトの構築手順

ECサイトの構築に掛かる期間や費用相場、規模感などをご紹介して参りましたが、実際に構築から運用開始までどのような手順で進めていくのか、ECサイトの種類別に解説していきます。

ECモールやASP型ECサイトの手順

EC構築手順説明01

比較的短期間で構築ができるECモールやASP型ECサイトの構築手順についてまずは解説いたします。

まず最初に利用するサービスにガイダンスに沿って登録します。次にどのテンプレートを利用するかを決めます。ASP型のECサイトでは豊富なテンプレートの中からデザインテンプレートを選択できますので自社の好みや業種に合ったテンプレートを選択しましょう。

デザインテンプレートが決まりましたら、次に「決済方法」の設定を行います。

ネットショッピングではクレジットカード決済を利用するケースがほとんどですが、PayPayなどのID決済も増えてきていますので、お客様の利用しやすい決済方法を準備し、サイト離脱の防止も意識することも大切です。留意点として決済方法によって手数料も異なるため、そのあたりも確認しつつ決済方法を決めていきましょう。

次に「配送方法」を決めていきます。取扱商品のサイズや重量により配送コストも変わってきますので、配送会社のサービスも比較して自社に合った配送方法を決めていきましょう。ここまで来ましたら概ね下準備が完了ですので、次にサイトに商品情報を登録していきます。商品の画像をアップロードし説明分や商品概要を記載して魅力ある商品情報ページを作成していくことが購入希望者への訴求効果を高めますので、ここはしっかりと商品情報を作成していきましょう。取り扱う商品は写真の撮り方によってイメージがだいぶ変わりますので、撮影にも気を使いましょう。

商品登録まで完了しましたら、いよいよECサイトの運用開始です。ECサイトは構築して完了ではなく運用開始後のフォロー業務が大切な業務となりますので、運用フローをしっかりと準備してサイト運営にあたりましょう。

オープンソース・パッケージ・フルスクラッチの構築手順

EC構築手順説明02

事業規模が大きいケースや自社でのオリジナリティを追求したいECサイトの構築を行う場合は、EC-CUBEなどのオープンソースを用いたりパッケージをベースに構築したり、場合によってはフルスクラッチで開発するケースもあることと思います。どれもシステム開発の工程を経て構築を行いますので、ここではその大まかな流れを解説していきます。

まず最初にどのようなECサイトにしたいのか、機能はどのようなものが必要になるのか、ペルソナ設定はどのようになるか、などECサイトの要件を定義し関係各社で情報を共有します。あとあと食い違いや漏れがないように要件定義書として内容を取りまとめておくとよいでしょう。

ECサイトの構築をしていただく会社の選定を次に進めていきますが、要件定義書をもとに複数社にお声がけを行い、打ち合わせを進めながら対応していただく会社を選定していきます。対応していただく会社が決まりましたら、制作会社にECサイトの設計作業を進めていただきます。設計にあたっては要件定義書をベースに進めていただくので、機能等で漏れがないか確認していきましょう。

基本設計、詳細設計に目を通し概ね問題ないようでしたら、実際の開発作業を進めていただきます。開発の進捗にもよりますが、節目節目でECサイトのチェック作業をできれば行っていきましょう。開発が完了しましたら要件定義書と設計書をもとに仕様通りに出来上がっているか、運用テストを行います。

フロント部分とバックヤード部分のそれぞれの稼働確認を行いましょう。

テストが終わりましたら、いよいよ本番運用の開始となります。ECモールなどのサイトとは異なり、サイトへの集客活動が必要になりますので、開発が完了する前段階から告知活動などを行っておくと集客もスムーズに進めることができます。また運用においてはマニュアルを完備したり、トラブルがあった際のサポート体制を整えておいたりと事前にバックアップ体制を整えておくことも重要になります。

ECサイトの運営に関して

ECサイトの運営はサイトの告知をはじめ、商品の仕入れから登録、サイトの更新作業などのフロント業務と受注後に発生する商品の発送作業をはじめとした、商品の受発注管理や在庫管理、問い合わせ対応などのバックエンド業務の2種類があります。

フロント業務に関してはWEBマーケティングに関する知識、SEOやSNS広告、メール配信、LINEマーケティングなど集客と売り上げアップに関する知見と業務が必要不可欠になります。

バックエンド業務では商品管理やサポート業務といった、また異なるスキルが必要となるため最適な人材を配置する必要があります。

ECサイト運営での留意点

ECサイトの運営を外部委託する場合

前述したようにフロント業務やバックエンド業務を進めていくにはそれなりの知見を持った人員を配置し運用していく必要があります。社内リソースで賄えない場合は外部の会社に業務を委託するケースも出てくることでしょう。その際フロント業務に関しては、例えばSEOや広告運用、LPの制作やコンテンツマーケティングなど様々な業務が考えられるので、得意とする会社を見極めアウトソーシングするようにしましょう。

ECサイトのリニューアルに注意する

ECサイトを事業の拡大や既存サイトの課題を解決するためにリニューアルを行うこともあると思います。その際には既存ECサイトでできていた機能やサービス内容を引き継げるものを選定するようにしましょう。またリニューアルの前には事前にユーザーアナウンスも欠かせません。アクセスがある程度あるサイトの場合、リニューアルの仕方によっては「ユーザー離れ」を引き起こしてしまうため注意が必要です。URLに関してもSEO対策を引き継ぐためリダイレクト設定は必要不可欠となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本章ではECサイト制作の期間や事業規模、費用相場の解説からECサイトの構築手順や運営に関して解説して参りました。現在ECサイトの制作をご検討の方には自社の規模や方向性に見合ったECサイトの構築から運用を行い、お客様から利用されるECサイトを目指していただければ幸いです。弊社でもECサイトの制作は行っておりますのでご検討中の方はこの機会に是非お問い合わせください。

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